2015年5月15日 コベルコ建機株式会社とコベルコクレーン株式会社の統合検討開始について株式会社神戸製鋼所(本社:神戸市中央区、社長:川崎 博也、以下「神戸製鋼」)と神戸製鋼のグループ会社であるコベルコ建機株式会社(本社:東京都品川区、社長:藤岡 純、以下「コベルコ建機」)とコベルコクレーン株式会社(本社:東京都品川区、社長:塚本 晃彦、以下「コベルコクレーン」)は、コベルコ建機とコベルコクレーンの経営統合(以下「本経営統合」)に向けた検討を開始することで合意致しました。今後、2016年4月1日の経営統合を目途として検討を開始致します。 神戸製鋼グループの建設機械事業(油圧ショベル、クレーン)は、1999年10月のコベルコ建機の発足、2002年1月のCNH Global N.V.社(本社:オランダ)との提携開始を経て、2004年4月にクレーン事業を分社化、その後2社体制で事業運営を行ってきました。 コベルコ建機とコベルコクレーンは全世界に広がる需要捕捉の為、それぞれの戦略でグローバル展開を推し進めて成長を続けてきており、両社を合算した売上高は約4,000億円に上り、当社グループの約2割を占める主要セグメントとなっています。 神戸製鋼グループでは、2013年5月に策定した2013~2015年度グループ中期経営計画の中で、機械系事業の戦略的拡大を方針として掲げています。旺盛な需要が継続する米国では、昨年末に油圧ショベルの製造拠点設立を意思決定するなど積極展開を推し進めております。更に今後の需要拡大が期待されるインドや中近東などの新興国を含むグローバル市場でのプレゼンスの確立は、当事業において喫緊の課題であると考えています。 神戸製鋼グループとしては、2社の連携を高めて、開発から調達、生産、品質、販売面に至るまでの経営効率化を行い、成長市場に対するグローバル展開力を更に強化することを以前より検討してまいりましたが、この度、本経営統合に向けた検討を本格的に開始することといたしました。 本経営統合により、ショベルとクレーン一体となった効率的な運営を行うことで事業基盤の一層の強化を図ると共に、グローバル展開を加速させ、コベルコブランドの浸透と神戸製鋼グループの企業価値向上にもつなげていきたいと考えております。
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