コベルコ建機株式会社(本社:東京都品川区、社長:藤岡 純、以下、コベルコ建機)は、2015年5月8日(現地時間)、米国 サウスカロライナ州 スパータンバーグ郡の工場建設予定地において油圧ショベル工場の起工式を執り行いました。
当日は快晴に恵まれ、起工式には、在アトランタ日本国総領事 須永 和男様、サウスカロライナ州経済開発局Mr. Anthony Allen 他関係者様、スパータンバーグ郡経済開発委員会議長The Honorable David Britt 他関係者様、地元日系企業様、不動産会社関係者様、施工業者様、株式会社神戸製鋼所関係者、コベルコ建機関係者、および北米工場関係者など、総勢70名が出席しました。
北米工場は既に北米で営業活動を行なっている、北米現地法人 KOBELCO CONSTRUCTION MACHINERY U.S.A. INC.(米国テキサス州ケイティ市、社長:森田克彦、以下、KCMU)に組み入れられ、今回の工場建設を機にKCMUは製販一体の会社に改組致します。
藤岡社長は冒頭の挨拶で、「お客様へのアクセスと共に雇用環境に恵まれた、ここスパータンバーグ郡に生産拠点を建設することが出来ることを非常に喜ばしく思っています。米国市場は今後も継続的な成長が見込まれている最も重要な地域です。微力ながらサウスカロライナ州、並びに米国産業発展の一助になることを期待しています」と述べました。続いて、KCMU森田社長が、温かく歓迎してくれている関係者、顧客の皆様への感謝と決意を述べました。
コベルコ建機にとって今回の北米工場は、日本(広島・大垣)、中国(成都・杭州)、タイ(ラヨン県イースタンシーボード工業団地)、インド(アンドラ・プラデッシュ州スリシティ工業団地)に次ぐ5カ国・7ヶ所目の生産拠点となります。
北米工場は、組立ライン、塗装・出荷ラインを備え、2016年1月より操業を開始する予定です。生産能力年間1,800台。生産機種は、米国市場で最も需要が多く、標準的な機種である20トンクラスのショベルを生産する予定ですが、市場のニーズに合わせて、市場開拓と共に、メニュー・生産台数を順次増やしていく計画です。
コベルコ建機は、2013年に米国市場に再進出し、KCMUにより流通網の構築に注力してきた結果、2015年4月現在、北米53社、南米10社、合計63社の代理店契約を締結し、順調に販売台数とシェアを上昇させています。現在、想定を上回るペースで市場開拓が進んでおりますが、北米に生産拠点が出来ることによって、北米ユーザー向けの生産リードタイムの短縮が図れ、市場ニーズへの対応力が強化されると共に、広島五日市工場の操業負荷低減、グループ全体での最適生産体制構築が可能となります。
<KOBELCO CONSTRUCTION MACHINERY U.S.A. INC.(略称 KCMU)の概要> |
【社名】 |
KOBELCO CONSTRUCTION MACHINERY U.S.A. INC.
(コベルコ コンストラクション マシナリー ユー・エス・エー)
|
【所在地】 |
- 本社
- :米国 テキサス州 ケイティ市
- 北米工場
- :米国 サウスカロライナ州 スパータンバーグ郡
|
【代表者】 |
森田 克彦(もりた かつひこ) |
<北米工場の概要> |
【面積】 |
- 敷地面積
- :約31万m2(76エーカー)
- 建屋面積
- :<工場棟>約14,500m2(156,000square feet)
<事務所棟>約1,600m2(17,000square feet)
|
【生産能力】 |
1,800台/年(当初計画) |
【生産品目】 |
20トン機より量産開始(順次メニューを増やしていく計画です。) |
【操業開始】 |
2016年1月予定 |
【投資金額】 |
41M$(約48億円;118円/$) |
<起工式の様子>
藤岡社長 挨拶
起工式にて
起工式会場前にて、北米工場 造成工事にて使用中のショベルを展示。
起工式で使用した、記念スコップ
<北米工場 造成工事の様子>
以上