コベルコ建機株式会社(本社:東京都品川区、社長:藤岡 純)は、このほど、7~8トン級油圧ショベルにおいて、強化された排ガス規制に対応した『SK75SR』『SK80SR+』『SK80UR』を開発し、2014年11月より販売開始します。2014年4月1日に販売開始した『SK135SR』に続き、低燃費・低騒音油圧ショベルのラインナップを強化しました。
【販売概要】
機種名 |
SK75SR |
SK80SR+ |
SK80UR |
本体型式 |
SK75SR-3E |
SK80SR+-3E |
SK80UR-6E |
運転質量 |
7,440 |
8,350 |
8,120 |
販売価格 (千円/税抜) |
11,537 |
12,769 |
12,863 |
販売開始時期 |
2014年11月 |
販売目標台数/年 |
1,500台 |
50台 |
300台 |
今回開発したコベルコ建機の新型7~8トン級油圧ショベル3機種は、2012年9月に販売開始した現行機SK75SR-3、SK80SR+-3、SK80UR-6をマイナーチェンジし、強化された排ガス規制に対応したエンジンを搭載することで、オフロード法2011年基準に適合しています。燃料消費量についても、これら現行機3機種と同等の低燃費性能を維持しています。また、好評の作業モードであるECOモードを採用し、同クラスのECOモード非搭載モデルのSモードと比較して27%の燃費を低減しています。
また、オフロード法2011年基準適合の新型エンジンには、DOC(排出ガス後処理装置:Diesel Oxidation Catalystの略称)を搭載することで、メンテナンスフリーを実現しています。
さらに、コベルコ独自技術「iNDr(エンジン冷却システム)」の搭載により、低騒音性能とメンテナンス性向上に貢献しています。「iNDr」は2013年に国土交通省のNETIS(新技術情報提供システム)※にV評定技術として登録されており、今回販売を開始する3機種についても機種登録の申請を進めております。
コベルコ建機は『低燃費のコベルコ』の評価に応えるべく、環境に配慮した省エネルギー・低燃費のショベル開発に取り組んでまいりました。市場ニーズにお応えをして、低燃費・低騒音の各種品揃えを充実させています。
今後も、低燃費による環境負荷低減やお客様のランニングコスト低減のメリットに加え、独自技術の深掘を発展させ、お客様へさらなる商品価値を提供してまいります。
新製品油圧ショベル3機種の主な特長は、以下の通りです。
【7~8tクラス油圧ショベル3機種の主な特長】
|
1)低燃費性能の向上 |
|
|
○ |
低燃費作業モード「ECOモード」を採用。同クラスのECOモード非搭載モデル(SK70SR-2、SK75SR+、SK75UR-5)と比較して27%の燃費低減を実現しました。 |
|
|
2)環境性能・メンテナンス性の向上 |
|
|
○ |
オフロード法2011年基準適合の新エンジンを搭載しました。新エンジンではメンテナンスフリーのDOC(排出ガス後処理装置)を装備し、窒素酸化物(NOx)と粒子状物質(PM)の排出量を削減しています。 |
|
|
○ |
コベルコ独自の低騒音技術である「iNDr(エンジン冷却システム)」の搭載により、低騒音性能とメンテナンス性を向上しました。騒音値は93dB(A)とクラスでは最も少ない音響パワーレベルとなっており、クラス唯一の国土交通省超低騒音型建設機械(申請予定)となっています。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
【NETIS(新技術情報提供システム)について】
国土交通省が、新技術の活用のため新技術に関わる情報の共有及び提供を目的とした新技術情報提供システム(New Technology Information System:NETIS)。国土交通省のイントラネット及びインターネットで運用されています。
NETIS iNDr登録ページ:
http://www.netis.mlit.go.jp/NetisRev/Search/NtDetail1.asp?REG_NO=CG-100015&TabType=2&nt=nt
|
|
|
新型7トン級油圧ショベル『SK75SR』 |
機種名 |
SK75SR |
本体型式 |
SK75SR-3E |
|
7,440 |
●性能 |
|
0.28 |
|
11.5{11.5} |
|
1速 2.6 2速 5.3 |
|
70(35) |
最大掘削力 |
|
52.7{5,380} |
|
39.4{4,020} |
|
33.4{0.34} |
●寸法 |
|
5,830 |
|
2,300 |
|
2,550 |
●エンジン |
名称 |
いすゞ 4LE2XPDA |
形式 |
4サイクル水冷頭上弁式直列直噴射式
排気ターボ式 |
|
41/2,000{57/2,000} |
|
120 |
●作動範囲(標準アーム時) |
|
6,480 |
|
4,160 |
|
7,410 |
|
5,340 |
以上