2013年4月26日
コベルコ建機株式会社

ミニショベル大垣工場 品揃え棟完成式典実施について

~ものづくり力強化、競争力強化の横展開~


 コベルコ建機株式会社(本社:東京都品川区、社長:藤岡 純)は、国内ミニショベルの生産拠点である大垣工場(岐阜県大垣市)で組立ラインに直結しジャストインタイムの部品供給を目的とした『品揃え棟』の完成式典を本日執り行いました。

 コベルコ建機では、海外現地生産体制に一定の目処をつけ、グローバル生産体制の総仕上げに向け、国内の生産拠点の品質向上、競争力強化に取り組んでいます。昨年5月には、重機ショベルの生産拠点である広島県五日市工場を稼働させ、品質向上、生産性向上に取り組んでいます。
 ミニショベルの生産拠点である大垣工場においても、広島で先行して進められている生産性改善、競争力強化に向けた諸活動の横展開の一環として、工場の改革に取り組んでおり、今回完成した『品揃え棟』は、生産性向上を目指す上で、工場の生産物流を整流化するための鍵を握る機能を有しています。
 大垣工場では、従来から設備改善に取り組んできましたが、2012年6月からは工場全体の物流動線の改善に着手していました。多品種のミニショベルを混流ラインに遅滞なく投入し、製缶ラインから塗装ライン、組立ライン、出荷棟へと流れを分断せずに直線的にラインを動かすことにより生産性は飛躍的に向上します。しかし、ラインごとに流れを止めずに稼働させるためには各段階での事前の段取りと、いかに正確にジャストインタイムで部品を投入できるようにするかが課題でした。
 今回の『品揃え棟』の完成により、各製造ラインに必要な部品をタイムリーに混乱無く供給することが出来るようになります。一連の取り組みは、単に設備導入をすれば可能になる取り組みというものではなく、緻密な生産計画や、部品の品揃えなど事前の段取りの工夫などの総合力があってこそ実現できる意欲的な取り組みとなります。

 今後1年かけて製缶ラインのリニューアルを行なってまいります。昨年からの一連のリニューアル工事の総投資額は、4億4,500万円で、2014年5月に完了する予定です。
 一連の競争力強化工事が完了する2014年5月にはリーマンショック前の水準と比較して、生産リードタイム半減、仕掛半減、製缶・機械加工・物流の工数半減、後工程への手戻りゼロなどを目標にしており、品質・生産性共に競争力強化が進展する予定です。


  <大垣工場の概要>

目 標

(1)生産性倍増

    (2)部品及び完成機在庫半減
    (3)生産リードタイム半減
生産機種 1~5.5トンクラスの油圧ショベル
生産能力 5,500台/年
     

所 在 地

〒503-0932 岐阜県大垣市本今町1682番地7

事業内容 油圧ショベル(ミニショベル)の製造
土地面積 約2.9万㎡
建屋面積 約1.4万㎡

品揃え棟 外観 大垣工場 組立ライン(ご参考です)
【品揃え棟 外観】 【大垣工場 組立ライン(ご参考です)】
   
完成式典の模様 その1 完成式典の模様 その2
【完成式典の模様 その1】 【完成式典の模様 その2】


以上

PAGE TOP