2013年4月16日
コベルコ建機株式会社

「ハイブリッド油圧ショベル『SK200H』」がNETIS(新技術情報提供システム)に登録


 コベルコ建機株式会社(本社:東京都品川区、社長:藤岡 純)の20トン級ハイブリッド油圧ショベル『SK200H』が、「ハイブリッド機能付バックホウ」(NETIS登録番号:TH-120029-A)として、国土交通省のNETIS(新技術情報提供システム)に登録されました。当社製品としては、2010年の「iNDr(冷却システム)搭載極低騒音型バックホウ*1」、2011年の「オートアイドルストップ(AIS)機能付バックホウ*2」に続くNETIS登録となります。

 NETIS(新技術情報提供システム)は、国土交通省の直轄工事において、施工業者がNETISに登録されている技術を活用申請し、使用した後、活用効果調査票を提出することによって、当該施工者の工事成績評点への加点対象となり、使用が効果的であった場合にはさらに加点されます。

 コベルコ建機の20トン級ハイブリッド油圧ショベル『SK200H』は、オフロード法2011年基準に適合し、オートアイドルストップ機能(AIS)を搭載した機種として、2012年に販売を開始しました。『SK200H』は、作業中の旋回減速時に発生するエネルギーを電気エネルギーとして回収し、蓄電した電気エネルギーを発電電動機より動力のアシストに使用することで、燃料消費量を最大27%削減*3しております。その先進技術が認められ、NETIS登録となりました。これにより、お客様へのさらなる商品価値提供が可能となりました。

 今後も独自技術の追求に努め、「低燃費のコベルコ」として、社会と環境に優しい建設機械の提供に注力してまいります。

SK200H
20トン級ハイブリッド油圧ショベル『SK200H』


<ご 参 考>
【新技術情報提供システム(NETIS)について】
国土交通省が、新技術の活用のため新技術に関わる情報の共有及び提供を目的とした新技術情報提供システム(New Technology Information System:NETIS)です。


*1

【iNDr(冷却システム)機能について】

 

iNDr

 

当社が独自開発した、ノイズの除去とダストの除去という2つの機能をあわせもつ先進の冷却システムが「iNDr」(「Integrated Noise & Dust Reduction Cooling System」の略語)です。

 

吸気口から排気口までを一本のダクトに見立て、その内部に冷却機器やエンジンをレイアウトさせた新構造により、エンジンなどが発する音の外部漏れを最小限に抑え、大幅な低騒音化を実現しました。

 

吸気口の奥にある冷却器の前に、脱着が簡単な防塵フィルタ(通称:「iNDrフィルタ」)を設置し、埃の侵入をシャットアウト。清掃の手間が大幅に減り、メンテナンス性が向上しました。


*2

【オートアイドルストップ(AIS)機能について】

 

2003年より業界で初めて当機能を油圧ショベルに搭載しました。これまでエンジン停止を手動で操作していましたが、乗降遮断式レバーを上げた状態で一定時間が経過すると、自動的にエンジンが停止する機能を追加しました。本機能を搭載することで、燃料消費量とCO排出量を最大20.8%削減できます(当社実測値)。また、省エネや環境負荷低減のみだけでなく、無人機の安全確保、騒音低減など様々な効果が期待できます。


*3

1時間当たりの燃料消費量(L/h)の同クラス標準機(8型)との比較(Hモード時当社計算値)。JCMAS試験方式では、16%の燃費削減となります。




以上

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