2012年12月26日
コベルコ建機株式会社

【補足資料】コベルコ建機の今後の事業展開について

 コベルコ建機株式会社(本社:東京都品川区、社長:藤岡 純、以下 コベルコ建機)は、CNH Global N.V.社(本社オランダ 以下CNH)とのグローバルアライアンス(以下、全世界包括提携)の終了に伴い、2013年1月から「低燃費」「低騒音」「GPS搭載」といった先進技術を兼ね備えた「KOBELCO」ブランドのショベルの販売を、単独で全世界に展開していくことが可能となります。今後は、全世界に販売ネットワークを構築し、「低燃費のコベルコ」と認知されている『コベルコブランド』を世界に広めていきます。

①北米、南米、欧州、中近東、CIS、アフリカ地域への事業再参入(独自販売・サービス網の再構築と最新機種の投入)

 コベルコ建機は、全世界包括提携解消に伴い、北米、南米、欧州、中近東、CIS、アフリカの6地域での販売・サービス網を独自に再構築して、同市場での事業活動に再参入致します。同地域では、全世界包括提携前は独自にビジネス展開していたため、特に北米や南米ではコベルコブランドの評価は高く、コベルコ建機の再参入が市場より大いに期待されています。
 従い、これらの地域に対しても、「低燃費」「低騒音」「GPS搭載」を基本とした最新モデルを即座に投入するとともに、北米・欧州向けには最新の排ガス規制にも適合するモデルを2013年4月から順次投入する予定です。CNHとの提携時には、直接活動できなかった地域のニーズに合致した商品開発・投入を行い、販売台数確保と提携期間に低下したシェアの回復を目指します。現地に密着した営業活動を行うことで、顧客ニーズを広島県広島市五日市のグローバルエンジニアリングセンター(以下、GEC)にフィードバックして商品開発を行い、当面、日本、中国、タイ、インドの既存生産拠点を活用して対応する考えです。
 コベルコ建機は、独自に直接販売を展開してきた日本、中国、東南アジア、オセアニア地域で確固たる存在感を確立してきており、新しく再参入する6地域での販売台数増、シェアの拡大を確信しています。CNHとの全世界包括提携時代にはできなかった、新たな市場獲得を目指していきます。


②日本、中国、東南アジア、豪州、インド地域での事業強化

 全世界包括提携の10年間は、CNHとの販売エリアの棲み分けを行ってきたことから、コベルコ建機は日本、中国、東南アジア、豪州地域での事業強化に専念することが出来ました。経営資源を成長著しい中国や東南アジアなどのアジア圏に集中できたといえます。タイ、中国(2工場)、インドに工場を有し、本年5月には広島県広島市五日市に最新鋭工場への移転を行い、日本国内にあっても全世界で戦っていけるだけの競争力を確保した生産体制を確立しました。また、GECの確立によって、顧客ニーズを吸い上げて最先端の技術開発・商品開発を行い、五日市工場をマザー工場として、タイ・中国・インドの工場に発信・フィードバックする体制を整えました。更に、きめ細かな販売政策の実行や、販売・サービス網を充実させることで、日本・東南アジアでのシェアは20%以上、中国では13%(外資系メーカ内のシェア)、豪州では10%のシェアを獲得しています。特に中国、東南アジア、インド地域については、今後も大きく成長が期待できる地域として、引き続き注力していきます。


以上

(本件に関するお問い合わせ先)

 

コベルコ建機(株)広報秘書グループ

TEL 03-5789-2112




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