2012年5月18日 20トン級ハイブリッド油圧ショベル『SK200H』の開発・販売開始についてコベルコ建機株式会社(本社:東京都品川区、社長:藤岡 純)は、2010年に販売を開始した8トン級ハイブリッド油圧ショベル『SK80H』に引き続き、このほど20トン級ハイブリッド油圧ショベル『SK200H』を開発し、2012年10月1日より販売開始します。 販売価格および販売目標台数は以下のとおりです。
今回開発したコベルコ建機のハイブリッドシステムは、機体が旋回減速する際に発生するエネルギーを電気エネルギーとして、キャパシタと呼ばれる蓄電池に蓄電し、蓄電したエネルギーを電動機によって油圧ポンプのアシストに使用することで燃費消費量を低減するシステムです。このシステムにより、標準仕様機『SK200-8』と比較して、▲16%の燃費低減を実現しました。また、掘削土量では、生産性を24%向上(作業量重視モードの場合)させました。
コベルコ建機は、1999年のNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)からの委託を機に、これまでハイブリッド油圧ショベルの研究開発に10年以上携わってまいりました。2006年には世界初となるハイブリッド油圧ショベルの実機を世界3大建機展「INTERMAT2006(フランス)」に展示、2010年には従来機より燃料消費量を大幅削減した8トン級ハイブリッド油圧ショベル『SK80H』を開発・販売し、同年12月には、環境省が実施する『地球温暖化防止活動環境大臣表彰(技術開発・製品化部門)』を受賞しました。 コベルコ建機は、ハイブリッド機のみならず、通常型ショベルにおいても圧倒的な低燃費を実現しております。今後も『低燃費のコベルコ』の評価に応えていくため、顧客にとってのライフサイクルコスト低減のメリットを実現させ、CO2削減に寄与した製品の提供を行なってまいります。 新製品『SK200H』の主な特長は以下の通りです。 【新型20トン級ハイブリッド油圧ショベル『SK200H』の主な特長】
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