2009年12月23日 成都神鋼グループ100億元プロジェクト ショベル工場竣工式について~中国四川省 成都のショベル工場、拡張移転~ 神戸製鋼グループのコベルコ建機株式会社(本社:東京都品川区、社長:小谷重遠、以下コベルコ建機)の中国四川省成都市にある油圧ショベルの生産合弁会社は、工場の移転・拡張工事が完了し、12月23日にショベル工場竣工式を行ないました。 ショベル工場竣工式には、四川省幹部、成都市幹部、日本総領事(重慶)、中国建機工会長、中国国内の代理店などをお招きし、日本側からは株式会社神戸製鋼所 佐藤 廣士社長、コベルコ建機 小谷重遠社長他、創業時のOB、金融関係、ベンダーなどが多数参列し、総勢1,600人(招待700人)規模で行なわれました。 移転式典で、日本側から挨拶に立った株式会社神戸製鋼所 佐藤 廣士社長は、「中日合弁から15年。・・・中日双方の信頼関係がより強いものになっております。今、ここに世界有数の最新鋭工場が完成し、・・・・飛躍に向けた全ての条件が整いました。これから、『品質第一主義』、『顧客第一主義』という神戸製鋼グループの理念を、この新工場のあらゆるところに浸透させ、市場から最高の信頼と評価を勝ち取るべく、総力をあげて取り組んでまいります。」と述べました。 移転により、敷地は約5倍となり、将来の需要増加にも迅速に対応出来る体制となります。移転を機に、生産メニューの拡充も行います。CKCMでは、従来20t、25tクラスの中型機を中心に、35tまでの機種を生産しておりましたが、鉱山分野での需要が期待できる46t、48tクラスの大型機の生産を2010年1月から開始いたします。また小型機も従来の5t、6t機に加え、7t機も新メニューとして新たに生産を開始いたします。今後、マーケットのニーズに合わせながら徐々に製品メニューの拡大にも取り組んで参ります。 2007年12月に事業拠点移転計画に調印し、成都市政府から「百億元プロジェクト企業」に認定されて今日に至りました。春節前のこの時期は、本来であれば不需要期にあたりますが、需要の波を的確に捉え、旧工場の2倍の増産体制の完成とともに早速、2010年1月にはフル生産体制に入る予定です。
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