~驚異的な低燃費を実現~
コベルコ建機株式会社(本社:東京都品川区、社長:小谷 重遠、以下:コベルコ建機)は、ハイブリッド油圧ショベル
『SK80ハイブリッド(本体型式 SK80H-2)』(8トンクラス)を2010年1月より発売します。
当初、本年6月からの販売を計画していましたが、試作機でのデータ解析を徹底し、最終仕様の決定に慎重を期してまいりました。既に20トンクラスの現行機では、従来機と比べ2割の燃費低減を実現していますが、ハイブリッド油圧ショベル『SK80ハイブリッド』では、現行7トン機と比べても、4割の燃費低減を実現しています。圧倒的な低燃費を誇るハイブリッド技術を世の中に供給していく事により、『燃費のコベルコ』の地位を確固たるものに致したいと考えています。
ハイブリッド油圧ショベル SK80H
今回、ハイブリッド油圧ショベル『SK80ハイブリッド』を発売するに当たり、以下のポイントに焦点を絞って準備を進めてまいりました。①世の中には無い、圧倒的な低燃費を実現すること ②CO2の削減は、地球上の何処でも必要な事ではありますが、先ずは人に近い住宅地で活躍し効果を実感できる商品にすること。今回発売するハイブリッド油圧ショベル『SK80ハイブリッド』は都市型建設機械です。燃費低減、CO2の削減に加え、圧倒的な低騒音であることを実感して頂ける自信作です。
コベルコ建機のハイブリッドシステムは、低負荷時にエンジンの余剰エネルギーを蓄積し、高負荷時にエンジンをアシストすることで、エンジン負荷を平準化するシステムです。これにより、従来機より小型のエンジンにすることが可能となり、大幅な燃費向上が可能になりました。また、旋回減速時のエネルギーの回収に加え、エンジンのアイドリング時のエネルギーも蓄積し、再利用するという、建設機械では初めてとなるコベルコの独自技術によって更に燃費が改善します。(1分以上アイドリングする場合は、現行機と同様、アイドリングストップ機能を搭載しており、きめ細かくエネルギーを節約します。)
ハイブリッド油圧ショベル『SK80ハイブリッド』は、ニッケル水素バッテリー方式を採用しています。バッテリー方式は①エネルギー密度が高く、アシスト効果が大きい事 ②エネルギー密度が高い分、バッテリー体積をより小型化できる等、省エネ性と搭載性の両面でメリットがあります。
燃費の改善効果は、最低でも40%向上が可能となります( 当社基準による現行機比 )。モニター稼働現場の実績データでは、これを上回る驚異的な燃費改善を達成しました。
(燃費改善例;家屋解体現場で▲54%、産廃処理現場で▲59%、宅地造成現場で▲60%など)
コベルコ建機は、2006年4月にINTERMAT2006展示会(フランス)に、世界では初となるハイブリット油圧ショベルの完成実機を展示して以来、2006年7月には、日本のCONET、2006年11月には米国ラスベガスCONCRETE建機展、昨年10月には上海BAUMA展に出展するなど、欧州、日本、米国、中国と、世界の主要マーケットでハイブリッド油圧ショベル技術を公表してまいりました。
その後、モニター機による実験によってデータの収集を重ね、問題点の改良に取り組んでまいりましたが、いよいよ来年1月より販売を開始することに致しました。
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【販 売 開 始】 |
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2010年1月 |
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【販 売 価 格】 |
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2,530万円 (メーカー希望小売価格) |
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【販売目標台数】 |
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年間10台 (当面) |
<ご参考資料>
(コベルコのハイブリッドシステム概要) |
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(燃費効果;コベルコ建機によるモニターデータより) |
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以上