2009年10月26日
コベルコ建機株式会社

 五日市工場出荷棟竣工式 出荷記念式典について

~広島市佐伯区五日市港臨海部~


 コベルコ建機株式会社(本社:東京都品川区 社長:小谷 重遠、以下:コベルコ建機)は、本年6月より五日市工場出荷棟の建設を進めてきましたが、この度、建屋、電気設備工事などが完了し竣工式ならびに出荷記念式典を行ないました。

 コベルコ建機は、本年3月に工場移転先として広島県より広島港五日市地区の土地を取得しましたが、昨年秋からの世界同時不況の影響を受け、全面的な工場の移転を凍結しています。しかしながら、五日市港拠点を最大限に活用すべく、コストダウンと業務の効率化を目指し、本年6月より出荷、駐機等の物流拠点の整備に取りかかり、この度、一連の物流拠点が完成しました。
 製品輸出の一部をこれまでの神戸港から五日市港に切り替える事により、約30%の物流コスト削減につながり、駐機場・倉庫の集約などを含めた、今回の一連の物流改革によって、本年度で総額:約3.5億円のコスト削減に繋がり、コベルコ建機の地元、広島での生産活動がますます効率的になっていきます。
 現在、水深11mの岸壁を中心に港湾を活用させて頂いていますが、水深12mの岸壁の耐震工事が完了し、SOLAS条約の取得が整えば、より効率的で有用な港湾になるものと期待しています。

 コベルコ建機では、世界経済の進展に対応した需要地立地の方針を掲げ、世界4カ国に生産拠点を確立してきました。1988年には米国ジョージア州に工場を設立し、1994年9月には、日本の建設機械メーカーで一早く中国四川省成都市に現地合弁工場を設立しました。1996年2月にはタイに部品工場を設立しました。その後、2004年1月には中国浙江省杭州市に中国第二工場を設立、2008年4月にはタイに完成機工場を設立しました。更に、2011年からはインドにおいても生産工場が本格稼働します。

 コベルコの技術が世界で活躍していく為には、グローバル開発拠点であり、且つ世界のマザー工場である広島事業所の整備、強化が重要になってきています。生産効率の向上、コストダウンなど更なる競争力の強化を図り、グローバルに事業展開を推進できる体制を目指して努力を積み重ねてまいります。



 五日市工場 出荷棟 概要

  

【所 在 地】

広島県広島市佐伯区五日市港2丁目2番

 

【土地面積】

100,059.86m2(約10ha)

 

【建屋面積】

4,116.96m2

 

【投資金額】

12億3000万円

 

【施工業者】

株式会社大林組(建築工事、設備工事)、栗原工業株式会社(電気工事)



                                                                  
 竣工式および出荷記念式典の概要

  (1) コベルコ建機 五日市工場出荷棟 竣工式 竣工式および出荷記念式典の様子
    挨拶: コベルコ建機 取締役専務執行役員 藤岡 純
  (2) 出荷記念式典
    来賓: 広島県土木局 空港港湾部長 丸山隆英 殿
      広島市佐伯区役所 佐伯区長 重藤吉久 殿
      国土交通省 中国地方整備局
広島港湾・空港整備事務所長
中崎 剛 殿
  (3) 御礼: コベルコ建機 専務執行役員 黒田清和




<ご参考資料>

所 在 地:広島県広島市佐伯区五日市港2丁目2(公募資料写真より)   3.4万トン級の輸送船への積み込み風景
所 在 地:広島県広島市佐伯区五日市港2丁目2(公募資料写真より)   3.4万トン級の輸送船への積み込み風景
五日市工場出荷棟 全景
五日市工場出荷棟 全景

以上

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