2009年10月01日
コベルコ建機株式会社

 建造物解体機で 『2009年度グッドデザイン賞』を受賞

~建造物解体機として初の受賞~


 コベルコ建機株式会社 (本社:東京都品川区 社長:小谷重遠)の「メインブーム兼用型解体機ダイナスペック SK135SRDLC」は、建造物解体機として初めて、財団法人日本産業デザイン振興会が主催する『2009年度グッドデザイン賞』を受賞いたしました。
 昨年度受賞した7t級・13t級油圧ショベルに引き続いてのグッドデザイン賞受賞となります。

 「メインブーム兼用型解体機ダイナスペックSK135SRDLC」 は、「保有されるお客様が『稼げる』こと」を第一コンセプトとして開発しました。ベースマシンを変えずにさまざまな現場・工程での作業を可能とし、経済的側面からみても価値あるデザインとして評価されました。

メインブーム兼用型解体機ダイナスペック SK135SRDLC
メインブーム兼用型解体機ダイナスペック SK135SRDLC

 

【メインブーム兼用型解体機ダイナスペック SK135SRDLC】

 油圧ショベルをベースに「兼用型メインブーム」を備えた新たな作業機です。従来は、用途に応じてベースマシンを変えていましたが、この新作業機ではメインブームの先のアタッチメントを容易に組み替えることができ、ビル解体機、木造家屋解体、一般土木作業といったさまざまな現場・工程で作業が行えます。これにより、お客様が各用途別にそれぞれ専用機を保有するという必要がなくなり、1台の稼働率を向上させることができるようになりました。
 また、作業面だけでなく、周辺環境への配慮として当社独自発想の新冷却システム「 i N D r アイエヌディーアール *を採用し、かつてない大幅な低騒音化を実現しました。

 コベルコ建機は、今後ともユーザー現場主義に基づき、真に価値ある商品、サービス、情報を提供することで顧客の満足に応えるとともに、豊かな社会の建設に貢献して参ります。



■ グッドデザイン賞(Gマーク)とは

 

「グッドデザイン賞(Gマーク)」は、1957年に通商産業省によって設立された 「グッドデザイン選定制度」を継承し、1998年より財団法人日本産業デザイン振興会の主催事業として運営される、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨制度です。これまで50年以上にわたり、新しい時代の文化と生活を創造することを目的に「より豊かなライフスタイル」と「良いビジネス」を導く運動として展開され、のべ受賞件数は35,000件以上にのぼり、今日では国内外の多くの企業や団体が参加しています。また「グッドデザイン賞」受賞のシンボルである「Gマーク」はすぐれたデザインを示す象徴として広く一般に親しまれています。

   

■ 審査委員の評価(公開コメント)

 

建造物解体機で行う複数の作業を細かく分けてシステム化しアタッチメント式にしている構成力をまず評価する。アタッチメントの細かな分け方でかなりの種類の工事がベースマシンを変えずに可能になっているアイディアは経済的側面からも価値のあるデザイン提案である。運転席の視野確保の為に極力シンプルな機構設計が成されている点もよいデザインであると評価する。

   
■ グッドデザイン賞ウェブサイト紹介ページ
 

 http://www.g-mark.org/archive/2009/index.html

   

* 「 i N D r アイエヌディーアール

 

当社が独自開発した、ノイズの除去とダストの除去という2つの機能をあわせもつ先進の冷却システムが「iNDr」(「Integrated Noise & Dust Reduction Cooling System」の略語)です。吸気口から排気口までを一本のダクトに見立て、その内部にエンジンルームを設けた新構造により、エンジンから発生する音の外部漏れを最小限に抑えました。


以上


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