2009年09月24日
コベルコ建機株式会社

 四川大地震 被災小学校の再建、落成式について

~四川大地震、復興支援プロジェクト~


 コベルコ建機株式会社(本社:東京都品川区、社長: 小谷 重遠 こたに しげとお )と、コベルコ建機の中国の合弁会社である成都神鋼工程機械(集団)有限公司、成都神鋼建設機械有限公司の3社は、昨年5月の四川大地震で被災した小学校の再建を進めて参りましたが、9月22日に現地で落成式が行なわれました。
 寄贈された小学校は『慶興神鋼小学校』(正式名称:彭州市麗春鎮慶興神鋼小学校)と言います。政府の意向で、小学校の名前には寄贈したコベルコ建機グループを代表する形で、『神鋼』の文言がつけられ、今後も末永く交流を続けてまいります。

 既に9月1日から新校舎での新学期が始まっていますが、成都市行政管轄内で全壊、倒壊した校舎が60校に上っているため、9月22日に正式な落成式が行なわれたものです。尚、9月1日の始業式には、学校再開のお祝いとしてコベルコ建機グループから楽器やスポーツ用品などを寄贈いたしました。

 落成式には、成都市教育局、成都市中・小学校震災復興事務所、彭州市人民政府および教育局の幹部や、新校舎の初代校長となった韓東(Han Dong)校長をはじめ、小学校の先生や児童などが参列しました。コベルコ側からは、コベルコ建機㈱代表取締役社長 小谷重遠、顧問役 島田博夫(前社長)、成都神鋼工程機械(集団)有限公司の董事長 王錦(Wang Jin)などの他、コベルコ建機グループの日中CSRメンバー、更に親会社の神戸製鋼所からは水越浩士相談役が参列し、校舎の落成を祝いました。

2009年9月22日 小学校での落成式の様子   2009年9月22日 小学校での落成式の様子
2009年9月22日 小学校での落成式の様子

 一連の震災復興支援活動は、地元でも歓迎されており、本年8月に成都神鋼工程機械(集団)有限公司は、成都市人民政府と(南方報業伝媒集団)新聞社が主催する表彰式で『2008年責任四川企業』として表彰されました。また成都神鋼労働組合は、全国第一陣震災救援活動先進労働組合の表彰を受けました。
 当社は、1994年9月14日に中国四川省成都市で建設機械の合弁事業を開始し、16年目を迎えました。今では地元企業として成長を続けています。地元の従業員一同だけでなく、国内外のグループ会社社員一同は、被災した小学生の学習環境の整備に貢献できる事を誇りに感じています。ご寄付やお見舞金を頂いた取引先の方々と共に喜びを共有していきたいと考えています。民間企業が行う、いち社会貢献活動ではありますが、地元の方々の心と記憶に残る貢献活動にするべく、今後も関係各位の協力を得ながら貢献活動を続けてまいります。


 ~小学校概要と支援内容~

 

【小学校名】

慶興神鋼小学校
正式名称:彭州市麗春鎮慶興神鋼(ぺんぞうし りちゅんちぇん ちんしん しぇんがん)小学校

 

【設立場所】

四川省彭州市(成都市から北へ約25km)

小学校再建 地図
小学校再建 地図     zoom
 

【人 数】

生徒:800名、教師:62名 (17クラス)

 

【支援総計】

約830万元(現行レート約 1億1,200万円)
(校舎、寮、食堂などの再建、机、椅子などの備品含む)

 

【概  要】

敷地面積:17,739m2
建築面積:5,417m2 (内、今回新築面積 4,694m2
校舎4階建て、職員室3階建て、学生寮3階建て
※マグニチュード8の地震にも耐えうる耐震構造

 

【 工 期 】

08年9月25日に起工し、09年8月竣工 工期12ヶ月

     
 

※彭州市(ペンゾウ)について
 彭州市は四川省成都市の行政管轄区域内にある県級市になります。成都市中心部から北に25kmに位置し、
 面積1,420平方km、人口78万人の都市です。




【今日までの四川大地震関連の寄付、CSR活動は以下の通り】

1)被災地支援第一弾(08年5月13日発表)

 

【義援金】総額100万元(当時為替レート約1,500万円)
【寄 贈】油圧ショベル2台、ホイールローダ4台、総額400万元(同 約6,000万円相当)
第一弾の支援活動は、神戸製鋼所、コベルコ建機グループ(中国法人含む)が共同で行い総額で7,500万円(当時為替レート)相当の支援を行ないました。

2)第二弾(08年6月6日発表)

 

コベルコ建機と成都神鋼工程機械(集団)有限公司、成都神鋼建設機械有限公司の3社が共同して四川省四川省彭州(ペンゾウ)市内の全壊した小学校の内、一校の建物(校舎、寮、食堂、等)の再建、及び備品子購入。支援総計 約800万元(当時のレートで約1億2,000万円)



<ご参考>
 式典での コベルコ建機㈱ 小谷重遠社長 の挨拶 抜粋
『この復興支援をお手伝いすることで、わたしどもは、とても大切なモノをみなさんからいただきました。それは、「笑顔」です。わたくしどもは、この支援について、学校建設すれば終わりだと思っておりません。みなさんと共に成長することが大切だと考えています。
お互いに助け合い、人に寛容な気持ちを持って接し、(中略)みなさんは希望に向けて歩み出しましょう。コベルコ建機は、これからも皆さんを応援していきます。』

以上

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