2009年07月22日
コベルコ建機株式会社

 中国四川省 成都事業拠点の移転開業の予定について


 コベルコ建機株式会社(本社:東京都品川区、社長:小谷重遠、以下コベルコ建機)の中国四川省成都市にある生産合弁会社2社【成都神鋼建設機械有限公司(以下CKCM)、成都神鋼小型ショベル有限公司(以下CKME)】は、昨年6月より、成都市内の現工場から車で20分ほど郊外にある新工場予定地への移転工事を着々と進めておりますが、本年12月下旬(正式日時は未定)に開業式を行なう事となりました。開業式までには重機ショベル、ミニショベルとも完全に新工場に生産移管する予定です。また、販売・サービスを統括する成都神鋼工程機械(集団)有限公司(以下CKCMG)は、2010年末までには移転を完了させる予定です。

成都新工場 航空写真(09年7月11日撮影) 今回、生産2工場の移転に伴う投資総額は、土地・建屋・設備を含め、8.5億元(116億円 13.7円/元)となります。移転に要する所用資金は、移転補償金等で賄っています。
 2工場は移転により、敷地、建屋とも約5倍となり、将来の需要の増加にも迅速に対応出来る体制となります。移転を機に、生産メニューの拡充も行ないます。CKCMでは、従来20t、25tクラスの中型機を中心に、35tまでの機種を生産して参りましたが、鉱山分野での需要が期待できる46tクラスの大型機の生産も2010年1月から開始いたします。今後、マーケットのニーズに合わせながら徐々に製品メニューの拡大にも取り組んで参ります。生産能力は、重機ショベルのCKCMが08年の能力比2倍の5,000台。ミニショベルのCKMEが08年能力比1.2倍の2,400台でスタートする予定です。今回の移転により中国国内での生産能力は、浙江省杭州市にある杭州神鋼建設機械有限公司(以下HKCM)と合わせて約12,000台/年の供給能力を持つことになり、成長を続ける中国市場で確固たる地歩を築く体制を整える事が出来ます。
 上記3社は、成都市政府から「百億元プロジェクト企業」に認定されるとともに、成都市政府の都市再開発事業方針のもと、2007年12月に事業拠点移転計画に調印し、準備を進めてきました。
 本年10月初旬には設備の据付を完了し、10月中にも生産を開始致します。旧工場は本年末には成都市政府に引き渡す予定です。



 移転後の新工場の概要

 

【社名】成都神鋼建設機械有限公司 [英文名]:Chengdu Kobelco Construction Machinery Co.,Ltd

 

【設立時期】

:1994年9月

 

【事業内容】

:重機ショベルの製造、販売、アフターサービス

 

【生産能力】

:年産5,000台(2008年2,500台/年)

 

【敷地面積】

:258,000㎡(2008年52,000㎡)


 

【社名】成都神鋼小型ショベル有限公司 [英文名]:Chengdu Kobelco Mini Excavator Co.,Ltd

 

【設立時期】

:2007年6月

 

【事業内容】

:ミニショベルの製造、販売、アフターサービス

 

【生産能力】

:年産2,400台(2008年2,000台/年)

 

【敷地面積】

:60,000㎡(2008年4,900㎡)

以上

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