2008年05月14日
コベルコ建機株式会社


中国四川省 成都の工場の操業再開について


 コベルコ建機株式会社(本社:東京都品川区、社長:島田博夫)は、5月12日に発生した中国四川省地震の影響で、四川省成都市内の2工場の生産活動を停止していましたが、5月15日現地時間午前8:00より生産活動を再開する事を決定致しました。

 1994年に四川省成都市に工場を建設以来、地元企業の一員として事業活動を続けてまいりました。現在、中国四川省成都市内には中国側パートナーとの合弁会社が以下の通り3社ございます。

  1. 成都神鋼工程機械(集団)有限公司(販売・サービス会社)
  2. 成都神鋼建設機械有限公司(油圧ショベル工場)
  3. 成都神鋼小型掘削機有限公司(ミニショベル工場)

 上記3社は地元企業として生産活動を続けるとともに、地域に根ざす地域貢献活動にも積極的に取り組んでまいりました。
  今回、合弁会社のある四川省は甚大な被害に見舞われており、被災者も日に日に拡大しています。地元関係筋からも早期復興に向けて、復旧作業に必要な建設機械の生産再開を期待されています。被災地の復旧や、被災者の救援に必要な建設機械を生産している弊社としては、一日も早く生産を再開し、一台でも多くの建設機械をお届けするのが責務であると確信しています。
 従業員の安全確保と、従業員の家族の安全の確保を最優先にしながら、現地では、日本人スタッフ、中国人スタッフ、従業員が一丸となって復旧活動に取り組んでまいりました。コベルコグループでは、現地企業の調達確保や、東南アジア地域からの物資の搬送などに取り組み、グループの総力を挙げてようやく生産活動を再開する事が出来る見込みとなりました。
 ご心配をお掛けしておりますことに御礼を申し上げますとともに、生産活動再開にいたる取り組みに関しまして何卒、ご理解賜りますようお願い致します。

■これまでの状況についてご報告します。

12日、地震発生後直ちに従業員の安全を確認。成都には日本人社員が16名、現地社員が984名、合計1000名いるが従業員は全員無事。家族の安全確認をする為に、操業を停止し全社員を帰宅させた。成都神鋼建設機械有限公司の玄関付近の壁の一部が剥げ落ちているようであるが、それ以外は大きな被害はない模様。

13日、工場設備の安全・不具合の点検及び建屋の安全確認を終日実施。工場復旧に向けた取り組みと平行し、被災者の方々と被災地である成都市に対して、株式会社神戸製鋼所とコベルコ建機株式会社は、20t級油圧ショベル1台と25t級油圧ショベル1台、ホイールローダ4台 合計6台 総額400万元(約6,000万円相当)の寄贈と、100万元(約1,500万円相当)合計500万元(約7,500万円相当)の義援金の支援を決定。

 以上


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