2007年8月22日
コベルコ建機株式会社 タイにおける油圧ショベル新工場建設について
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~東南アジア地域での中核工場!08年4月より現地生産を開始~ コベルコ建機株式会社 (本社:東京都品川区、社長:島田博夫)は、東南アジア・アセアン諸国における建設機械の需要増加に対応すると共に、漸増する世界全体の需要に応えていくコベルコの製品供給体制強化の一環として、タイに油圧ショベルの完成機工場を新設します。当社は新工場を『東南アジア地域での中核工場』と位置づけ、08年4月より20トン級油圧ショベルの現地生産を開始致します。 <新工場の概要>
近年、東南アジアでは、大需要地のインドネシア、タイ、マレーシアのみならず、各国で建機市場が順調に拡大しており、06年の油圧ショベル市場は東南アジア全体で約6,700台(03年比 約85%増)となりました。今後更なる拡大が見込まれる東南アジアでの需要の伸びに対応するために、当社はタイに完成機工場を新設し、油圧ショベルを現地生産することを決定しました。 当社は、1996年にタイの生産拠点として、主に部品工場の役割を担う「タイ コベルコ コンストラクション マシナリー」(当社100%子会社、以下:タイ・コベルコ)を設立し、10年以上にわたってショベル用製缶構造物(溶接構造物)を生産しております。従来は日本から主要本体部分を東南アジアの各販売拠点へ供給し、「タイ・コベルコ」で生産した部品(ブーム、アーム、バケット類)を現地にて装着し、出荷・販売しておりました。今回、「タイ・コベルコ」の新拠点として近隣に完成機工場を新設することにより、現地で培ってきた事業ノウハウ・人材の活用を図ると共に、部品供給から完成車組立ラインまで全て揃う事になり、両工場での連携強化を図りながら、充実した一貫生産体制を構築してまいります。 当社は、巨大需要地として成長してきた中国や、世界中に供給責任を負っている日本国内のマザー工場での、生産能力増強を進めており、08年時点では、06年比、日本では4割増、中国では3割増の生産キャパを確保する予定です。 ~ご参考~
○参考位置図
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