~中国・第3生産会社『成都神鋼小型ショベル有限公司 』を四川省成都市に設立~
コベルコ建機株式会社(本社:東京都品川区、社長:島田博夫、以下:コベルコ建機)は、中国のミニショベル需要の増加とユーザーニーズの多様性に対応するため、コベルコブランドによるミニショベルの生産合弁会社『成都神鋼小型ショベル有限公司』を四川省成都市に設立し、7月18日に新会社の開業式典を行い、業務を開始します。
これにより、日本から供給している従来機種に加えて、力強く耐久性に優れた中国固有のニーズに合ったコスト競争力のある商品を現地生産し、幅広いユーザーニーズに対応します。
新会社では、今秋を目処に新製品を市場に投入していく予定です。
<『成都神鋼小型ショベル有限公司』の概要>
【社 名】 |
: |
成都神鋼小型ショベル有限公司 |
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[英文名] : Chengdu Kobelco Mini Excavator Co.,Ltd. |
【本社所在地】 |
: |
中国四川省成都市 成都経済技術開発区内 |
【資 本 金】 |
: |
40百万元(約6.4億円) |
【株主構成】 |
: |
コベルコ建機 50%、 四川成都成工工程機械*1 50% |
【設立時期】 |
: |
2007年6月21日 |
【董事長】 |
: |
白 旭(中方) |
【副董事長兼総経理】 |
: |
平野 省三(日方) |
【事業内容】 |
: |
ミニショベルの製造、販売、アフターサービス |
【生産能力】 |
: |
年産2,000台 |
【敷地面積】 |
: |
4,275㎡ |
【役員構成】 |
: |
コベルコ建機 3名、 四川成工 3名 |
【従業員数】 |
: |
80名 (07年7月時点) |
近年、中国では旺盛なインフラ整備を背景として建設機械の需要が増加しており、特に都市部を中心にミニショベルの需要が著しく伸びています。
中国のミニショベル市場は、2003年以降堅調に拡大し、2006年には1万台を突破し、2003年比で約4倍の伸びとなりました。油圧ショベルの新車需要に占めるミニショベルの割合は、2003年の9%から2006年には31%となり需要構造は大きく変化しています。都市化整備によるミニショベル需要は今後も高まると予想され、2010年にはミニショベル比率が40%を超え年間2.5~3万台の需要を見込んでいます(コベルコ建機調べ)。
このようなミニショベル需要の拡大に対応するために、コベルコ建機は、第3の生産拠点として成都市にミニショベル生産合弁会社『成都神鋼小型ショベル限公司』を設立しました。新合弁会社のパートナーである四川成都成工工程機械*1は、当社の販売統括会社『成都神鋼工程機械(集団)有限公司』(以下 成都神鋼集団)の子会社であり、半世紀にわたりホイールローダの製造販売を主体に発展してきた企業です。長年培った製造、品質、開発、調達、生産技術のノウハウを活かし、当社技術との融合により更なる高品質、高性能の商品を供給する体制となりました。
コベルコ建機は、内陸部の第1生産合弁会社『成都神鋼建設機械有限公司』(以下 成都神鋼)と、沿海部の第2生産合弁会社『杭州神鋼建設機械有限公司』(以下 杭州神鋼)の2拠点体制で、中・大型油圧ショベルを現地で生産しております。
今後は、中・大型ショベルと同様に成都神鋼集団のネットワークを活用して、中国全土におけるミニショベルの販売・サービスを行うとともに、更にミニショベル特有の新たな流通の開拓にも取り組み、コベルコブランドの向上ならびにミニショベル目標シェア10%の達成を目指して参ります。
~ご参考~
< 四川成都成工工程機械の概要 >*1
【社 名】 |
: |
四川成都成工工程機械株式有限公司 |
【本社所在地】 |
: |
中国四川省成都市 成都経済技術開発区内 |
【資 本 金】 |
: |
1億4千万元 |
【株主構成】 |
: |
成都神鋼工程機械(集団)有限公司 51.7%
成都衆創実業発展有限公司 17.1%
その他 31.2% |
【設立時期】 |
: |
2001年10月30日 |
【董事長】 |
: |
楊 建川 |
【事業内容】 |
: |
ホイールローダ、ロードローラ、グレーダの製造、販売、アフターサービス |
【生産能力】 |
: |
年産10,000台 |
【従業員数】 |
: |
2,000名 (07年7月時点) |
以上 |