2006年11月16日
コベルコ建機株式会社

1.5トンクラス 後方超小旋回ミニショベル「SK15SR」の開発・販売について

~後方超小旋回ミニショベル「ビートル」シリーズに1.5トン級を追加し、ラインナップ拡充!~

 コベルコ建機株式会社(本社:東京都品川区、社長:島田 博夫)は、後方超小旋回ミニショベル「ビートル」シリーズへ新たに1.5トンクラスを追加して、12月1日より販売を開始します。

機種名 SK15SR
標準バケット容量(m3 0.044
機械質量 (kg) 1,620
販売価格(千円) 2,930
販売開始時期 12月1日より
販売目標台数 350台/年

後方超旋回ミニショベル ビートルSK15SR

 今回発売するニューモデルは、1.3トンクラスのミニショベル現行機「SK13SR」の上位機種として、掘削深さ、吊り能力、掘削速度などの性能を大幅にアップしており、1.5トン級でもトップクラスの掘削性能を誇ります。

 好評の「ビートルシリーズ」(2トン~5トンクラス)のコンセプトを継承した本機は、パワフルかつスピーディな掘削・走行性能で抜群の「仕事量」を誇るとともに、広くて快適かつ安全な運転空間による「居住性」や、優れた耐久性・整備性により、高性能を永く維持できる「持久力」を盛り込むことで、より一層商品価値を向上させました。

 また、SK13SRで好評のクローラ幅伸縮機構を標準装備しているため、クローラ全幅を1m以内に縮めることができ、優れた狭所進入性や搬送性を発揮し、作業現場へのアプローチがとてもスムーズです。

 さらに本機「SK15SR」は、国土交通省の第3次排出ガス対策型建設機械と、超低騒音型建設機械の基準値をクリアしており、高まる環境ニーズにも充分配慮しております。

 新製品「後方超小旋回ミニショベル SK15SR」の主な特長は以下の通りです。

1)抜群の作業性能

 ①トップクラスの掘削性能
クラストップの高出力エンジン搭載により、優れた掘削性能を発揮します。
高効率の油圧システム採用により、クラストップの掘削操作スピードを実現しました。
⇒ 現行機SK13SR比で約15%アップ(当社実測値)
*掘削するその瞬間に余力のある旋回・ドーザ系油圧ポンプの作動油を、アーム回路に合流させてムダなく活用します。大きなエンジン出力をフル
 に仕事に変換できるため、負荷がかかった時でもアームのスピーディかつスムーズな動きを実現します。
バランスのとれた高いバケット掘削力(15.2kN)と、引き込み管の埋設にも充分適した最大掘削深さ(2,150mm)を達成しました。
掘削に最適な新バケット形状や、土波を起こす最適ブレード曲面を採用しています。
 ②優れた狭所進入性、搬送性
クローラ幅伸縮機構の採用により、幅1mの通路にも進入可能です。
(クローラ幅: 1,320mm ⇔ 990mm に伸縮可能)
輸送時全長を3,420mmに抑えたコンパクトさで、2トンダンプにも丸積みして搬送できます。

2)快適な居住性、メンテナンス性
欧州ラージ規格をクリアした、広々とした運転空間で快適性を高めています。さらに、間口の広い3柱キャノピ構造なので乗降もスムーズに行えます。
ボンネットを開けるだけで日常点検が可能な集中メンテナンス機構を採用。他にも清掃しやすい分割フロアマットや、丸洗いできる脱着可能な燃料タンクなど、充実した整備性です。
交換サイクル5000時間のロングライフ作動油や、耐久性に優れた高性能作動油フィルタの採用により、優れた耐久性を誇ります。

3)安全/環境への対応
転倒時保護構造(TOPS)および落下物保護構造(FOPS)の安全規格に対応した3柱キャノピ構造で、左前方の視界も良好です。
国土交通省の第3次排出ガス対策型の基準値をクリアしたエンジンを搭載しています。 (指定申請中)
国土交通省の超低騒音型建設機械の基準値をクリア。欧州2次騒音規制値もクリアしています。 (指定申請中)


 【主要諸元表】

機種名 SK15SR
本体型式 SK15SR-3
●性能
標準バケット容量(山積)  m3
0.044
旋回速度 min-1{rpm}
8.6{8.6}
最大バケット掘削力 kN{kgf}
15.2{1,550}
運転質量 kg
1,620
●寸法
全長(輸送時) mm
3,420
全幅(輸送時) mm
990/1,320(伸縮式)
全高(輸送時) mm
2,350
●エンジン
型式 三菱重工 L3E
種類 渦流室式ディーゼル
定格出力 kW/min-1{PS/rpm}
11.3/2,200
{15.4/2,200}
●作動範囲
最大掘削半径 mm
3,890
最大掘削深さ mm
2,150
最大掘削高さ mm
3,680
最大ダンプ高さ mm
2,650


 以上

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