2006年5月17日
コベルコ建機株式会社
ホイールショベル『SK125W』の開発・販売について
~排出ガス3次規制対応したホイールショベルをモデルチェンジ~
コベルコ建機株式会社(本社:東京都品川区、社長:島田 博夫)は、ホイールショベル「SK100W-2」を9年半ぶりにモデルチェンジします。
現在、監督官庁に申請中で、近々、認可を取得できる見込みです。認可を取得しだい、販売を開始する予定で、国内で初めて道路運送車両法・平成19年排出ガス規制(以下、「オンロード排出ガス第3次規制」と記載する)に対応したホイールショベル『SK125W』となる見込みです。
本機は、道路運送車両法・平成19年排出ガス規制値、超低騒音型建設機械基準値をクリアして環境規制対応を行うと共に、バケット容量の大型化や走行性能アップなどで作業性能の向上を実現したホイールショベルです。
一般土木工事のほか、アタッチメントの交換で圧砕機作業、ブレーカ作業、バイブロ作業など都市空間における幅広い使用が期待されます。
機種名 |
SK125W |
標準バケット容量(m3) |
0.51 |
運転質量(トン) |
11.7 |
販売価格(万円) |
1,520 |
販売目標台数 |
100台/年 |
ホイールショベル『SK125W』の主な特長は以下の通りです。
1)時代にマッチした環境規制対応 |
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EPA(米国環境保護局)、EU排出ガス第3次規制値をクリアし、国内での排ガス3次規制に対応可能なエンジンを搭載。 |
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ホイールショベルでは国内初となるオンロード排出ガス第3次規制へ対応(申請審査中)。 |
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オートクールファン方式のエンジン冷却システム採用により最適なヒートバランスを確保すると共に、国土交通省/超低騒音型建設機械の基準値をクリア(指定制度申請中)。 |
2)作業性能の向上 |
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1クラス上のバケット容量(従来機比13%UP)を採用し、大幅な生産性向上を実現しました。
(従来機SK100W-2:0.45m3→SK125W:0.51m3)
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最高速度を従来機より3km/hアップし、走行性能を向上しました。
(従来機SK100W-2:36km/h→SK125W:39km/h) |
3)メンテナンス性能の向上 |
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ラジエータとオイルクーラを並列配置し、目詰まりに対する清掃性を向上しました。 |
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別置き燃料フィルタ、別置きエンジンオイルフィルタ、エンジンオイルクイックドレーンを採用し、設置箇所を集約してメンテナンス作業の効率化を図りました。 |
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交換サイクル5,000時間のロングライフ作動油を採用するとともに、ロングライフ作動油フィルタでは交換サイクル1,000時間を実現しました。 |
4)装備機能の充実 |
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盗難防止装置の標準化に対応して、 多種類キー(商品名:パーソナロックキー)を標準装備しました。 また、セキュリティーと利便性に優れた、グループ管理機能付き電子式盗難防止装置「コベルコ盗難防止IDキー」をオプションで設定しました。 |
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IT機能を活用した当社独自の稼働機管理システム「Merit(メリット)」を新たに標準装備しました。 |
機種名 |
SK125W |
型式名 |
SK125W-3 |
標準バケット容量(山積) m3 |
0.51 |
旋回速度 min-1{rpm} |
12 |
最大掘削力(バケット) kN{kgf} |
82.7{8,430} |
最大掘削力(アーム) kN{kgf} |
62.2{6,340} |
前方最小旋回半径 mm |
1,750 |
後端旋回半径 mm |
1,750 |
最高走行速度 km/h |
39 |
登坂能力 度(%) |
31(60) |
走行時全長 mm |
6,840 |
走行時全幅 mm |
2,480 |
走行時全高 mm |
3,550 |
車両質量 kg |
11,700 |
エンジン型式 |
日野J05E |
エンジン種類 |
インタークーラターボ付
直接噴射式ディーゼル |
エンジン定格出力 kW/min-1
{PS/rpm} |
118/2,000
{160/2,000} |
以上
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