2004年11月30日
コベルコ建機株式会社 低騒音化およびIT機能の標準化に対応!
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<『Version S』の対象機種> |
シリーズ名 | 対象機種* | 販売開始時期 |
通常型油圧ショベル「ダイナミックアセラ」 (20トン~45トン) |
SK200[LC]、SK230[LC]、 SK450[LC] |
12月1日 |
後方超小旋回ショベル「グランビートル」 (7トン~23トン) |
SK70SR、SK115SR、 SK135SR[LC]、 SK200SR、SK235SR[LC] |
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超小旋回ショベル「セイバー」 (7.5トン~13トン) |
SK75UR、SK130UR |
*LC(ロングクローラ)仕様など、各種仕様機も含みます。 |
当社は、常に顧客ニーズや環境配慮などの社会的ニーズに対応した商品開発に取り組んでおり、近年、国内向け重機ショベル3シリーズに関しては、2001年~2002年に排ガス2次規制への対応、2003年には業界初となるオートアイドルストップ機能の標準搭載などで、更なる機能のグレードアップを進めて参りました。
今回新発売する「Version S」では、2006年から始まる「欧州騒音2次規制」に適合した低騒音化を実現するとともに、IT機能を活用した当社独自の稼働機管理システム「Merit(メリット)」の標準装備や、作動油の長寿命化によるランニングコストの削減など、様々な観点から、更なる商品価値の向上を追求しました。
重機ショベル『Version S』の主な特長は以下の通りです。
<『Version S』の主な特長>
(1) 更なる低騒音化を推進! |
新型冷却ファンの採用や吸音材の追加などにより、欧州2次規制値をクリア。もちろん国内規制においても、超低騒音もしくは低騒音機の認定値をクリアしているため、機械の稼働率アップや資産価値の向上が図れます。 |
(2) 作動油交換サイクルを大幅に延長! |
酸化防止や耐磨耗性に優れたロングライフ作動油を採用。これにより、作動油交換のインターバルを従来比2.5倍の約5,000時間に延長できるため、メンテナンスの手間と費用の低減に大きく貢献できます。 |
(3) 稼働機管理システム「Merit」を標準装備! |
IT機能を活用した当社独自の稼働機管理システム「Merit(メリット)」を新たに標準装備しました。これにより、ショベル本体の位置情報や稼働機情報が遠隔地でもリアルタイムに把握できるため、機械本体の予防保全、整備・配車業務の効率化、万一の盗難被害時の追跡など、全てのお客様に“メリット”をご提供いたします。 また、今回の『Version S』への進化と合わせて、7トンクラスの2モデル(SK70SR、SK75UR)では、登坂時の2速走行速度を大幅に引き上げるとともに、ドーザブレードの剛性アップ、メンテナンス性の改善など、3つのポイントで更なる性能アップを実現しました。なお、SK60SRは今回の性能アップに伴い、「SK70SR」に名称変更しました。 |
<『Version S』の概要データ> (*LCはロングクローラ仕様)
シリーズ名/機種名 | 本体型式 | 運転質量(kg) | バケット容量(m3) |
■ダイナミックアセラシリーズ | |||
SK200[LC] | SK200[LC]-6ES | 19,400 [19,800] | 0.8(旧JIS 0.7) |
SK230[LC] | SK230[LC]-6ES | 23,600 [24,200] | 1.0(旧JIS 0.9) |
SK450[LC] | SK450[LC]-6S | 45,200 [45,900] | 1.8(旧JIS 1.6) |
■グランビートルシリーズ | |||
SK70SR | SK70SR-1ES | 6,700 | 0.28(旧JIS 0.25) |
SK115SR | SK115SR-1ES | 11,800 | 0.45(旧JIS 0.4 ) |
SK135SR[LC] | SK135SR[LC]-1ES | 13,400 [13,600] | 0.5 (旧JIS 0.45) |
SK200SR | SK200SR-1S | 19,700 | 0.75(旧JIS 0.65) |
SK235SR[LC] | SK235SR[LC]-1ES | 23,500 [24,000] | 0.8 (旧JIS 0.7 ) |
■セイバーシリーズ | |||
SK75UR | SK75UR-3ES | 7,640 | 0.28(旧JIS 0.25) |
SK130UR | SK130UR-1ES | 13,400 | 0.45(旧JIS 0.4 ) |
なお、販売価格は、20トンクラスの場合で従来比+25万円UPとなります。 |
* | 『Version S』の「S」とは、“Silent(サイレント)& Satellite(サテライト)” すなわち「低騒音」と「IT機能」の進化をイメージしてネーミングしました。 |
以上