2004年11月11日
コベルコ建機株式会社

ITを活用した中国におけるサービス強化

~油圧ショベルに遠隔管理システムを標準搭載! 中国で05年1月より販売開始!~

 コベルコ建機株式会社(本社:東京都品川区、社長:島田博夫)は、中国におけるサービス強化の一環として、ITを活用した建機遠隔管理システムを開発しました。
 当社は、建設機械の位置や稼働機情報を遠隔管理できる同システムを、中国で販売する全重機ショベルに標準搭載して、2005年1月より販売・サービスを開始します。

 今回導入する遠隔管理システムは、油圧ショベルに搭載した端末から得られる様々な稼働機情報と全地球測位システム(GPS)を活用した位置情報を、地上波や衛星通信(オプション)を通じて現地のサーバーに送信し、これらの情報をお客様とサービスマンに配信するシステムです。
 このシステムを活用することによって、お客様は、遠隔地からでも稼働機の状態をインターネットや携帯電話のショートメールなどでいつでも容易に把握することができます。
 さらに、サービスマンは、稼働機の状態に応じて最適なサービスを提供できるので、お客様にとって機械寿命の延長や維持コストの低減が図れます。

 当社が開発した建機遠隔管理システムの特徴は以下の通りです。

■機械のコンディションに応じた、きめ細かなサービス
お客様とサービスマンが稼働機の状態を把握できるので、計画的なメンテナンスによる予防保全が可能になり、機械の価値を高く維持できます。

■迅速なサービス対応
インターネットにより、25万分の1の地図で稼働機の位置情報を的確に把握できます。 万が一のトラブル発生時にも、サービスマンはスピーディーに現場へ直行できるので、機械の休止時間の短縮が図れます。

■お客様に情報と安心をご提供
インターネットや携帯電話のショートメールで、稼働機の状態を能動的に把握することができます。
また、必要に応じて警報や補給などの情報を、お客様の携帯電話にショートメールで配信します。
さらに、エリア設定機能により、機械が設定エリアの外に出た場合には、ショートメールとインターネット上にて、警報をお知らせします。
山岳部や内陸部など、携帯電話の電波が届かない現場でも、衛星通信との自動切換えにより、機械の稼働状況を把握することができます。(オプションにて設定予定)

 なお、当社が油圧ショベルに搭載する端末は、昨年、中国における協同事業展開について提携した当社のビジネスパートナーである豊田通商(株)を通じて現地調達を行います。
 当社は、建機遠隔管理システムを活用したきめ細かいサービスの提供を通じて、中国における顧客満足度の向上を図るとともに、更なるブランド力強化を目指してまいります。

当システムを搭載した油圧ショベルは、来る11月16日~19日に中国・上海市で開催される建機の世界最大級見本市「第二回バウマチャイナ」にて展示公開する予定です。

 以上

PAGE TOP