~2005年に国内向けホイール系クレーンメニューをフルラインアップ!~
コベルコ建機株式会社(以下、コベルコ建機)は、世界的な移動式・定置式クレーンメーカーである米国マニトワック社との間で、このほどオールテレーンクレーンのOEM供給を受け、日本で独占的に販売・サ-ビスを行うことについて正式契約を締結致しました。
コベルコ建機とマニトワック社は、昨年11月、米州向けクローラクレーンのOEM供給契約を締結し、加えて、日本向けオールテレーンクレーンのOEM供給契約について基本合意致しました。
今回のオールテレーンクレーンに関するOEM供給契約の締結により、クレーンメニューの相互OEM契約が実現します。これを契機に今後、両社は、販路の拡大、ブーム等のアタッチメントの需要地生産によるコスト競争力の向上など、更なるグローバル展開や事業基盤の強化を進めて参ります。
本年4月1日付けでコベルコ建機のクレーン事業を会社分割し、神戸製鋼100%出資の子会社としてスタートする新会社「コベルコクレーン(株)」は、現行のコベルコ独自の流通に加えて、2004年度よりマニトワック社の米州市場向けにクローラクレーンのOEM供給(対象機種:吊り上げ能力135トン以下の4モデル)を開始します。安定した販売台数確保によって、生産性向上、開発効率化など更なる収益拡大が見込まれます。
2005年初頭からは、日本へオールテレーンクレーンを導入することによって、ホイール系クレーンメニューのフルラインアップが図れます。これによりコベルコクレーンは、移動式クレーン(クローラクレーンとホイールクレーン)のフルライナーとして、これまで以上に国内の顧客ニーズに幅広く応えていくことが可能になります。
なお、今回のオールテレーンクレーンのOEM対象機種は、マニトワックグループ傘下で世界最大手のホイール系クレーンメーカーである独)グローブ・ワールドワイド社製の100トン~450トン級の4モデルで、2005年より、コベルコクレーンがコベルコブランドでこれらの国内販売を行います。
(ご参考)
【コベルコ建機の概要】
社 名 |
: |
コベルコ建機株式会社 |
所 在 地 |
: |
東京都品川区東五反田2-17-1 |
代 表 者 |
: |
代表取締役社長 石田 孝(4月1日付で代表取締役会長に就任予定) |
*後任の代表取締役社長には島田 博夫 氏(現:神戸製鋼 専務取締役)が就任予定 |
設立時期 |
: |
1999年10月1日 |
資 本 金 |
: |
160億円 |
出資比率 |
: |
神戸製鋼 80%、CNHグループ 20% |
売 上 高 |
: |
2002年度 連結ベース1,574億円、単体べース986億円 |
事業内容 |
: |
建設機械、運搬機械の製造、販売並びにサービス |
【コベルコクレーンの概要】
社 名 |
: |
コベルコクレーン株式会社 |
所 在 地 |
: |
東京都品川区東五反田2-17-1(コベルコ建機東京本社と同ビル内) |
代 表 者 |
: |
代表取締役社長 石田 孝(4月1日付で就任予定) |
設立予定時期:2004年4月1日 |
資 本 金 |
: |
約120億円(資本準備金含む) |
出資比率 |
: |
神戸製鋼 100% |
事業内容 |
: |
建設機械の開発・製造・販売・サービス |
(主なメニュー:クローラクレーン、ラフテレーンクレーン、土木機械、作業船など) |
【マニトワック社の概要】
社 名 |
: |
THE MANITOWOC COMPANY INC. |
創 立 |
: |
1902年 |
本社所在地 |
: |
2400 South 44th Street, P.O. Box 66, Manitowoc, WI 54221-0066 |
資 本 金 |
: |
US$295百万 NY株式市場にて上場75.9% |
売 上 高 |
: |
2002年度 US$1,407百万 |
C E O |
: |
Terry D. Growcock (Chairman & CEO) |
事業内容 |
: |
建設機械、フードサービス機器・設備、マリーン関連機器・設備の製造および販売並びにサービス |
以上