2004年2月17日
株式会社神戸製鋼所 コベルコ建機株式会社 神戸製鋼グループにおける建設機械部門の再編・強化について~クレーン事業の新会社「コベルコクレーン(株)」を本年4月1日に設立~ 株式会社神戸製鋼所(以下、神戸製鋼)および当グループの総合建設機械メーカーであるコベルコ建機株式会社(以下、コベルコ建機)は、本年4月1日付けでコベルコ建機のクレーン事業を会社分割し、神戸製鋼100%出資の子会社「コベルコクレーン株式会社」(以下、コベルコクレーン)を新設することを決定致しました。 今後は、主にショベル事業を担う「コベルコ建機」とクレーン事業に特化した「コベルコクレーン」の両社がそれぞれ独立して事業経営に取り組み、『意思決定と行動のスピードアップ』と『経営のグローバル化』を推進し、各々の環境変化・業界特性に応じた運営体制を構築していくことにより、更なる収益拡大・企業価値の向上を目指して参ります。 (1)新会社の概要
(2)クレーン新会社設立の背景と経緯 国内の建設用クレーン市場は、2003年度の国内建機出荷金額が7期ぶりに前年比増が見込まれ、やや明るい兆しが見えつつあるものの、公共事業の抑制、民間設備投資・住宅着工の低迷などの影響を受けて、依然厳しい状況が続いております。 今回の相互OEM供給や将来のクレーン事業の発展へ向けた諸施策を、スピード感を持って着実に実施していくためには、これまで以上に「意思決定と行動のスピードアップ」と「経営のグローバル化」を推進できる経営体制を新たに構築し、ショベル事業とは独立した事業運営が望ましいと判断しました。 新会社「コベルコクレーン」は、主力メニューであるクローラクレーンの「世界の技術センター」として、エリア毎のニーズに応じた競争力のあるグローバル商品開発に取り組み、世界のトップメーカーを目指して邁進していきます。 今後、コベルコ建機とコベルコクレーンの両社は、独立性を保ちながら個々の事業特性・規模に応じた独自の判断基準に沿った諸施策に取り組むとともに、「コベルコ総合建機経営協議会」を設立し、神戸製鋼グループの総合建機メーカーとしてお互いに協力体制のもとでシナジー効果を追求し、ますます商品競争力のあるコベルコの建設機械を世界中へタイムリーに供給していきます。 以上 |