2003年9月10日
コベルコ建機株式会社
豊田通商株式会社

中国における建設機械事業を中心とした協同事業展開について

 コベルコ建機株式会社(社長:石田 孝、以下:コベルコ建機)及び 豊田通商株式会社(社長:古川 晶章、以下:豊田通商)は、中国において中長期的な成長が見込まれる建設機械の需要拡大に応えるため、戦略的な投資を行う合弁会社「コベルコ豊田通商建機ホールディングアジア株式会社」を設立することで本日、基本合意いたしました。

  両社はこの合意を最大限生かし、中国市場での重機ショベルシェアーのトップ・グループを目指し事業の拡大を推進致します。今回の基本合意の概要は以下の通りです。

【基本合意の概要】

(1) 共同出資により投資会社を日本に設立し、迅速且つ戦略的な事業投資を行う。
(2) 本投資会社は、中国の民営企業パートナー成都神鋼集団に出資し、経営参画する。 (2003年10月出資)
(3) 中国浙江省杭州市に建設機械の第2生産拠点を設立する予定。(2005年3月稼働開始予定)
(4) 両社が有する中国の流通・サービス・物流・調達ネットワークの相互活用、事業ノウハウ・情報の共有化によるシナジー効果を追求する。
(5) 両社はアジア各国においても更なる市場展開を狙い、ケースバイケースで協同事業展開の検討に入る。

【新投資会社の概要】

社名 「コベルコ豊田通商建機ホールディングアジア株式会社」
本社所在地 東京都品川区東五反田2-17-1(コベルコ建機 東京本社内)
代表者名 森 啓次(コベルコ建機(株) 理事、企画管理部 中国事業総括担当部長)
設立時期 2003年10月
資本金 3.3億円
出資比率 [設立時] コベルコ建機 87%、豊田通商 13%
*2005年を目処にコベルコ建機 65%、豊田通商 35%とする予定
事業内容 中国及びアジアにおける建設機械を中心とした製品の販売・サービス・現地生産事業会社への投資

【協同事業の狙い】
  建設機械の国内ビジネスは、底打ちしたとはいえ、依然ピーク時の約3分の1の需要規模に留まる状況ですが、海外、とりわけ中国においては国土開発の進展の中で急速な需要の成長が続く見通しであり、「このビジネスチャンスを最大限に取り込むこと」を目的に今回の協同事業に踏み切ったものです。
  コベルコ建機と豊田通商の協同事業展開は、これまでの建機業界で見られるメーカー同士の結び付きとは異なり、製造・販売業者と流通・ファイナンスならびにオルガナイザーの結合という新しい形態です。
  この協同事業展開の狙いは、事業全般の様々な機能開発を協同で行い、市場の成長に確実に対応することです。もう一つの狙いは合弁企業で事業に取り組み、意志決定と行動のスピードを最大限に得ることです。
  この協同事業を通じて、市場・販路の協同開発および部品調達・生産技術・先進技術(排ガス、IT技術など)・物流などの開発についても、豊田通商の広がりとコベルコの広がりを融合し、それぞれの機能の強化に取り組んでいきます。

 そこで、まず両社は、投資会社を合弁で日本に設立し、様々な機能の融合を図り、中国市場での重機ショベルのNO.1 グループであるシェアー18%を2007年までに獲得することを目標とします。
 その一環として、すでに第2生産工場を浙江省杭州市に建設することについて、両社ならびに中国パートナーと検討に入っております。


 <ご参考>

【コベルコ建機の概要】
社名 コベルコ建機株式会社
本社所在地 東京本社)東京都品川区東五反田2-17-1
代表取締役 石田 孝(いしだ たかし)
創立   1999年10月1日
資本金 160億円
株主構成 (株)神戸製鋼所 80%、CNHグループ 20%
事業内容 建設機械、運搬機械の製造、販売並びにサービス
売上高 1,574億円(連結)、986億円(単体)<2003年3月期>
従業員数 2,700名(連結)、817名(単体) <2003年3月末時点>

【豊田通商の概要】
社名 豊田通商株式会社
本社所在地 名古屋本社)名古屋市中村区名駅四丁目9番8号
代表取締役 古川 晶章(ふるかわ まさあき)
創立 1948年7月1日
資本金 267億4千8百万円
株主構成 トヨタ自動車 23%、豊田自動織機 12%、UFJ銀行 5%
事業内容 金属、機械、車両、資材、燃料等の輸出入三国間取引、卸売、保険、建設等
売上高 2兆5,764億円(連結)、2兆1,919億円(単体)<2003年3月期>
従業員数 11,223名(連結)、1,951(単体)<2003年3月末時点>

【成都神鋼集団の概要】
社名 成都神鋼工程機械(集団)有限公司
[英文] CHENGDU KOBELCO CONSTRUCTION MACHINERY GROUP CO.,LTD.
本社所在地 四川省成都市成都経済技術開発区洪河中路1号
設立時期 2003年8月12日
資本金 56.5百万元(約790百万円)
株主構成 (中方)成都衆創実業発展有限公司*1) (MEBO) 49%
(中方)成都市華盛(集団)実業投資有限公司*2) 12%
(日方)コベルコ建機株式会社 39%
事業内容 持株会社機能、ショベル・ホイルローダーの販売・サービス
董事長 王 錦
従業員数 360名

*1) 成都衆創実業発展有限公司 (Management&Employee Buy Out:MEBO)
出資者  :王 錦(成都神鋼集団 董事長)、その他 経営幹部など約30名で構成

*2) 成都市華盛(集団)実業投資有限公司
 
設立 1993年
資本金 7億円
総資産 97.3億円
純資産 47.1億円
事業内容 成都市を中心とする不動産開発、建築プロジェクト、 環境芸術プロジェクト等
董事長 武 強

【成都神鋼建設機械有限公司の概要】
社名 成都神鋼建設機械有限公司
[英文] CHENGDU KOBELCO CONSTRUCTION MACHINERY CO.,LTD
所在地 四川省成都市外錦江区三聖黄門舗
総経理 柳堂 達彦
設立時期 1994年9月14日
資本金 12百万USドル(約14億円)
株主構成 (中方) 成都神鋼工程機械(集団)有限公司 45%
(日方) コベルコ建機 50%、 神鋼商事  5%
事業内容 油圧ショベルの生産
売上高 8.6億元(約125億円)<2002年12月期>
従業員数 400名 <2002年末時点>

 以上

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