建設機械の中古車専門会社設立について

コベルコ建機株式会社（本社：東京都品川区、社長：石田　孝）はこのほど、建設機械の中古車販売体制の強化の一貫として、中古建機を専門に扱う新会社「コベルコ建機インターナショナルトレーディング（株）」を設立することを決定しました。

　新会社の概要は以下の通りです。

＜新会社の概要＞

【社 名】［和文］コベルコ建機インターナショナルトレーディング株式会社 　　　　　［英文］Kobelco Construction Machinery International Trading Co., Ltd. 【本社所在地】 　　東京都品川区東五反田2丁目17番1号 【資本金】　　　 　　100百万円（資本準備金　100百万円） 【会社形態】　　　　コベルコ建機100%資本 【設立予定時期】　2003年9月30日 【代表者】　　　　　 崎本　孝幸　（非常勤） 【要員規模】　　　　22名（内5名はコベルコ建機（株）中古車営業部と兼務）

　中古建設機械の需要は、（社）日本建設機械工業会の調査結果によると1999年度より3年連続で増加し、特に海外需要は01年度では前年比2桁増となっており、海外向けの需要は引き続き期待できると見ております。［注： （社）日本建設機械工業会の油圧ショベルを含む主要6機種でのデータ］

　当社は、このような中古建設機械の需要拡大に対応するため、昨年11月に中古車営業部を発足させ、また今年4月には関東・関西の中古車センターを販社オペレーションから中古車営業部オペレーションに変えて中古車事業体制を整えてきましたが、より中古車事業の効率を高めていく観点から中古建設機械事業を専門的に運営する新会社を設立することに致しました。

　 新会社の基本方針としては、国内販社や直系レンタル会社などコベルコ建機のグループ会社に加え、販売代理店・レンタル会社との連携強化による迅速な中古建機の確保に注力しつつ､アジア・オセアニアを中心とした自社販売ネットワーク網を介した直接貿易拡大やインターネット活用等による販路拡大を図っていきます。この中古車事業の強化により、サービス・レンタルなど、コベルコ建機ストックビジネスの一翼を確立していきます。

　 新会社の設立により、コベルコ建機グループの中古車事業を現状売上高150億円・直接貿易率20%から2005年度にはそれぞれ200億円・40%へ拡大していく計画であります。

　なお、中古車事業の横断的な統括のため、コベルコ建機（株）中古車営業部は現体制の下で運営していきますが、新会社運営にも積極的に関与することで新会社設立の目的を速やかに達成させていくことを目指して参ります。

　以上